哲学読本大全作成要領

 哲学読本大全とは、国民の関心のあるあらゆる哲学テーマについて、古今東西の名著の中の名文を集めて編集した読本の事です。
 哲学読本大全については、「哲学読本大全(智慧の巻)」と「哲学読本大全(哲学テーマ別)」を作成します。
 「哲学読本大全(智慧の巻)」は、古今東西の哲学者(智慧を愛した者)たちの智慧に関する名文(それぞれの哲学者たちが智慧を如何に考え、その智慧を如何に愛したか等に関する名文)を、それぞれの哲学者毎に、それぞれの哲学者の哲学的名著の中から集めて編集する事になります。
 「哲学読本大全(哲学テーマ別)」は、国民の関心のあるあらゆる哲学テーマについて、それぞれの哲学テーマ毎に、それぞれの哲学テーマに関する名文を、古今東西の名著の中から集めて編集する事になります。

 哲学読本大全は、一期で完結する事なく、順次増補をして行く事になりますが、第一期においては、「哲学読本大全(智慧の巻)」については、古今東西の500人の哲学者を対象に、それぞれの哲学者の智慧に関する名文を、それぞれの哲学者の哲学的名著の中から、100編以上集めて編集する事とし、「哲学読本大全(哲学テーマ別)」については、500の哲学テーマを対象に、それぞれの哲学テーマに関する名文を、古今東西の名著の中から、100編以上集めて編集する事とします。

 哲学読本大全は、インターネット上で、WEB閲覧版とオンデマンド印刷製本版を作成する事とします。
 WEB閲覧版については、誰でも、自由に、無料で閲覧する事が出来るものとします。
 オンデマンド印刷製本版については、日本全国の小学校、中学校、高校、大学、市町村中央公民館、公立図書館等においては、オンデマンド印刷製本版から印刷製本して、それぞれの施設の開架図書として備え付ける事とします。また日本全国の大学、高校及び市町村中央公民館の哲学広場においも、オンデマンド印刷製本版から印刷製本して、備え付ける事とします。

 哲学読本大全の完成により、日本全国の大学、高校及び市町村中央公民館の哲学広場での哲学対話が、より実り多いものとなります。
 例えば勇気について、哲学読本大全で古今東西の哲学者たちの勇気に関する名文を100編読んだ上で、哲学対話を行えば、その100編の勇気に関する概念の上で、哲学対話が交わされる事になるので、実り多い哲学対話が交わされる事になります。
 
 哲学読本大全は、インターネット上において、誰でも自由に無料で読む事が出来る事、また日本全国の小学校、中学校、高校、大学、市町村中央公民館、公立図書館等の図書室等においても、誰でも自由に無料で読む事が出来る事から、哲学広場だけでなく、日本国中のあらゆる場において、あらゆる哲学テーマについて、哲学的対話が交わされる事となり、日本に哲学的風土が生まれて行く事になります。

 哲学読本大全は、哲学読本大全作成委員会(事務局は哲学広場日本)を設置し、国民の英知を結集して作成する事にします。
 哲学読本大全の具体的な作成要領については、「哲学読本大全作成要領」の通りです。

 以上が、最終的な哲学読本大全の体系ですが、この哲学読本大全は、哲学広場日本が設置された後、哲学広場日本(哲学読本大全作成委員会)において、作成される事になっており、哲学広場日本が設置されるまでは、それぞれの哲学広場で哲学読本大全を作成する事になります。

 なお、哲学広場については、先ずは各都道府県の国立総合大学に哲学広場を設置する事になっていますので、先ずは各都道府県の国立総合大学の哲学広場において、それぞれに哲学読本大全を作成して行く事になります。
 以下が、各都道府県国立総合大学において、哲学読本大全を作成して行く際の哲学読本大全作成要領(「各都道府県国立総合大学における哲学読本大全作成要領」)と言う事になります。

 つきましては、哲学に関心のある方々につきましては、各都道府県の国立総合大学に参集して頂き、それぞれの大学の先生や学生と協力し、先ずはそれぞれの大学に哲学広場を設置し、同時に、哲学読本大全を作成して頂きたいと思います。
 哲学広場の設置と哲学読本大全の作成を同時に行えば、哲学広場は設置当初から円滑に運営される事となり、そして必ずや発展して行く事となりますので、御協力方よろしくお願いします。
 なお、最終的な哲学読本大全の「哲学読本大全作成要領」についても、「各都道府県国立総合大学の哲学広場における哲学読本大全作成要領」の後に置いておきますので、併せて御参考にして頂ければと思います。

 

各都道府県国立総合大学の哲学広場における哲学読本大全作成要領

  目次
 1 趣旨
 2 哲学読本大全編集会議の設置について
 3 哲学読本大全の仕様について
 4 哲学読本大全第一版の作成について
 5 哲学読本大全第一版の作成方法について
 6 哲学読本大全増補版の作成及び作成方法について
 7 哲学読本大全の利用制限について
 8 哲学広場日本が作成する哲学読本大全への協力について

 本文
 1 趣旨
   哲学広場○○大学での哲学的対話等が実り多いものになる為、哲学広場○○大学において、哲学読本大全を作成する。
   
 2 哲学読本大全編集会議の設置について
  ① 哲学広場○○大学の設置と同時に、哲学広場大全編集会議を設置する。
  ② 哲学広場大全編集会議のメンバーについては、原則として、哲学広場○○大学設置当時の会員全員が哲学広場大全編集会議のメンバーとなる。
  ③ 哲学広場○○大学設置後、新たに会員となった者については、哲学広場○○大学に哲学広場大全編集会議メンバー届を行い、受理される事によって、哲学読本大全編集会議のメンバーとなる。
  ④ 哲読本大全編集会議は、哲学広場○○大学の例会日に併せて実施する。
  (※ 以下においては、○○大学は省略します。)

 3 哲学読本大全の仕様について
  ① 哲学読本大全については、「哲学読本大全(智慧の巻)」と「哲学読本大全(哲学テーマ別)」を作成する。
  ② 「哲学読本大全(智慧の巻)」については、古今東西の哲学者たちの智慧に関する名文(それぞれの哲学者たちが智慧を如何に考え、その智慧を如何に愛したか等に関する名文)を、それぞれの哲学者ごとに、それぞれの哲学者の哲学的名著の中から集めて編集する。
  ③ 「哲学読本大全(哲学テーマ別)については、哲学広場利用者の関心のある哲学テーマについて、それぞれの哲学テーマに関する名文を、それぞれの哲学テーマごとに、古今東西の名著の中から集めて編集する。
  ④ 哲学読本大全は、パソコン上で作成する。
  ⑤ 哲学読本大全は、A4版の縦書きとする。
  ⑥ 哲学読本大全の名文については、図書からスキャナーで読み込んだ名文をそのまま原稿として使用する。具体的には、図書からスキャナーで読み込んだ名文を、ワードのA4版1頁に張り付け、これに標題、著者・原著名及び出典(著者名、原著名、出版社名、出版図書名・掲載頁、出版年月日、出版版数)を記載する。
  ⑦ 1頁、1名文のフォームは次の通りとする(参考例)。→→→別添「哲学読本大全名文例」を参照の事。
   ● 標題:「哲学の勧め」
   ● 著者・原著名:エピクロス「メノイケウス宛の手紙」より
   ● 本文:図書からスキャナーから読み込んだ名文をそのまま張り付ける。縦書きは縦書きのまま、横書きは横書きのまま、そのまま張り付ける。
   ● 出典:エピクロス、「メノイケウス宛の手紙」、岩波書店、岩波文庫「エピクロス」65頁、1996年7月8日発行、第27刷(著者名、原著名、出版社名、出版図書名・掲載頁、出版年月日、出版版数)
  ⑧ 1名文の分量は、原則として、A4版1頁に収まる分量とするが、2頁までは可とする。
  ⑨ ⑥~⑧の作業で集まった名文を、「哲学読本大全(智慧の巻)」については、哲学者毎に、「哲学読本大全(哲学テーマ別)」については、哲学テーマ毎に、分類整理した上で、目次、前書き、後書き、奥書を記載して、完成させる。
 
 4 哲学読本大全第一版の作成について
  ① 哲学読本大全は、第一版で完結する事無く、順次増補して行く事するが、第一版においては、「哲学読本大全(智慧の巻)」については、100人の哲学者を対象にし、それぞれの哲学者毎に、それぞれの哲学者の智慧に関する名文を、それぞれの哲学者の哲学的名著の中から、30編以上集めて編集し、「哲学読本大全(哲学テーマ別)」については、100の哲学テーマを対象とし、それぞれの哲学テーマ毎に、それぞれの哲学テーマに関する名文を、古今東西の名著の中から、30編以上集めて編集する。

 5 哲学読本大全第一版の作成方法
  ① 哲学読本大全編会議において、「哲学読本大全(智慧の巻)」については、100人の哲学者を、「哲学読本大全(哲学テーマ)」については、100の哲学テーマを決める。
  ② ①で決まった哲学者及び哲学テーマに関する名文を、哲学広場会員及び関係者等から募集する。
  ③ 募集方法について、名文のフォームを決めた上で(3-⑧のフォームを参照の事)、メールで送信して貰う。
  ④ 応募のあった名文については、毎月実施される哲学読本大全編集会議において、遂次、整理編集する。
  ⑤ 「哲学読本大全(智慧の巻)」については、100人の全ての哲学者について、それぞれの哲学者毎に智慧に関する名文が30編以上集まった時点で、「哲学読本大全(哲学テーマ別)」については、100の全ての哲学テーマについて、それぞれの哲学テーマに関する名文が30編以上集まった時点で、最終的な整理編集を行い、目次、前書き、後書き、奥書を付して、それぞれの哲学読本大全を作成する。
  ⑥ ⑤において、「哲学読本大全(智慧の巻)」及び「哲学読本大全(哲学テーマ別)」の二つの哲学読本大全の作成が終了した時を持って、哲学読本大全第一版の完成とする。

 6 哲学読本大全増補版の作成及び作成方法について
  ① 哲学読本大全第二版については、「哲学読本大全(智慧の巻)」については、200人の哲学者と対象とし、それぞれの哲学者毎に、30編以上の智慧に関する名文を集めて編集作成する事とし、「哲学読本大全(哲学テーマ別)」については、200の哲学テーマを対象とし、それぞれの哲学テーマ毎に、30編以上のそれぞれの哲学テーマに関する名文を集めて編集作成する事とする。
  ② 哲学読本大全第三版については、「哲学読本大全(智慧の巻)」については、300人の哲学者と対象とし、それぞれの哲学者毎に、50編以上の智慧に関する名文を集めて編集作成する事とし、「哲学読本大全(哲学テーマ別)」については、300の哲学テーマを対象とし、それぞれの哲学テーマ毎に、50編以上のそれぞれの哲学テーマに関する名文を集めて編集作成する事とする。
  ③ 哲学読本大全第四版、第五版、第六版については、①及び②と同じ要領で、対象とする哲学者、哲学テーマ、及びそれぞれに関する名文の量を増やして行く。
  ④ 哲学読本大全最終版については、「哲学読本大全(智慧の巻)」については、500人の哲学者と対象とし、それぞれの哲学者毎に、100編以上の智慧に関する名文を集めて編集作成する事とし、「哲学読本大全(哲学テーマ別)」については、500の哲学テーマを対象とし、それぞれの哲学テーマ毎に、100編以上のそれぞれの哲学テーマに関する名文を集めて編集作成する事とする。なお、これは、哲学広場日本において、第一版として作成する哲学読本大全と同じ物となる。
  ⑤ 哲学読本大全増補版の作成方法については、5の哲学読本大全第一版の作成方法と同じとする。

 7 哲学読本大全の利用制限について
  ① 哲学読本大全は、哲学広場の研究学習用資料として作成する。
  ② 哲学広場(運営組織)会員(哲学ボランティア)については、会員(哲学ボランティア)の個人限りの研究学習用資料として、メールで、哲学読本大全を送信する。会員(哲学ボランティア)は、当該哲学読本大全を他の者に送信してはならない。
  ③ 哲学広場(運営組織)会員(哲学ボランティア)は、メールで送信のあった当該哲学読本大全を、1冊に限り、印刷製本できる事とする。哲学広場(運営組織)会員(哲学ボランティア)が、印刷製本した場合には、奥書の上に、印刷製本年月日、哲学広場名、氏名を記載し、押印を行う。哲学広場(運営組織)会員(哲学ボランティア)は、自ら製本印刷した哲学読本大全を、他の者に譲渡、貸与してはならない。
  ④ 哲学広場(運営組織)においては、哲学広場(哲学対話室)及び哲学広場主宰哲学講座用として、20部に限り、哲学読本大全を印刷製本できる事とする。哲学広場(運営組織)において、印刷製本した場合には、奥書の上に、印刷製本年月日、印刷製本順番番号、哲学広場名を記載し、哲学広場印の押印を行う。
  ⑤ 哲学広場(運営組織)において、印刷製本した哲学読本大全は、哲学広場(哲学対話室)及び哲学広場主宰哲学講座時間中に限りの使用とする。哲学広場(運営組織)において印刷製本した哲学読本大全は、哲学広場(運営組織)以外に持ち出してはならない。
  ⑥ 哲学読本大全は、インターネット上で公開してはならない。
  ⑦ 以上の条件の下で、哲学読本大全を作成する。

 8 哲学広場日本が作成する哲学読本大全の作成への協力について
  ① 哲学広場日本から、哲学広場日本が作成する哲学読本大全への作成協力があった場合には、当該哲学読本大全をメールで、哲学広場日本に送信する事とする。哲学広場日本において作成する哲学読本大全は、哲学広場日本において、著作権等の調整を行い、著作権フリー、利用料金フリーと言う事で、インターネット上で広く公開する。

 

(最終的な)哲学読本大全作成要領

 目次
 1 趣旨
 2 哲学読本大全作成委員会の設置について
 3 哲学読本大全の仕様について
 4 哲学読本大全第一版の作成について
 5 哲学読本大全第一版の作成方法について
 6 哲学読本大全増補版の作成及び作成方法について
 7 哲学読本大全の公開について
 8 哲学読本大全の図書館等における開架図書としての備え付けについて

 本文
 1 趣旨
   哲学読本大全の作成に関する要領を定める。

 2 哲学読本大全作成委員会の設置について
  ① 哲学者、文学者、宗教者、教育者、心理学者、社会学者、行政関係者、出版社、一般国民等で構成する哲学読本大全作成委員会を設置する。
  ② 哲学読本大全作成委員会の事務局については、哲学広場日本に置く。

 3 哲学広場大全の仕様について
  ① 哲学読本大全については、「哲学読本大全(智慧の巻)」と「哲学読本大全(哲学テーマ別)」を作成する。
  ② 「哲学読本大全(智慧の巻)」については、古今東西の哲学者たちの智慧に関する名文(それぞれの哲学者たちが智慧を如何に考え、その智慧を如何に愛したか等に関する名文)を、それぞれの哲学者ごとに、それぞれの哲学者の哲学的名著の中から集めて編集する。
  ③ 「哲学読本大全(哲学テーマ別)については、国民の関心のあるあらゆる哲学テーマについて、それぞれの哲学テーマに関する名文を、それぞれの哲学テーマごとに、古今東西の名著の中から集めて編集する。
  ④ 哲学読本大全は、パソコン上で、WEB閲覧版とオンデマンド印刷製本版を作成し、哲学広場日本のホームページ上で公開する。
  ⑤ WEB閲覧版については、誰でも、自由に、無料で、閲覧する事ができるものとし、オンデマンド印刷製本版については、当該印刷製本版から、誰でも、自由に、無料で、印刷製本する事ができるものとする。
  ⑥ 哲学読本大全は、著作権フリーとする。
  ⑦ 哲学読本大全については、スキャナーで読み込んだ名著の中の名文1編をワードのA4版1頁に張り付け、これに標題、著者・原著名及び出典(著者名、原著名、出版社名、出版図書名・掲載頁、出版年月日、出版版数)を記載し、これらを「哲学読本大全(智慧の巻)」については、哲学者毎に、「哲学読本大全(哲学テーマ別)」については、哲学テーマ毎に、分類整理した上で、目次、前書き、後書き、奥書を付して、完成させる。哲学読本大全は、A4版、縦書きとする。
  ⑧ 1頁、1名文のフォーム(参考例)は次の通りとする。→→→下記「哲学読本大全名文見本例」を参照の事。
   ● 標題:「哲学の勧め」
   ● 著者・原著名:エピクロス「メノイケウス宛の手紙」より
   ● 本文:スキャナーから読み込んだ名著の中の名文をそのまま張り付ける。  
   ● 出典:エピクロス「メノイケウス宛の手紙」、岩波文庫「エピクロス」65頁、岩波書店、1996年7月8日発行、第27刷(著者名、原著名、出版図書名・掲載頁、出版社名、出版年月日、出版版数)
  ⑨ 1名文の分量は、原則として、A4版1頁に収まる分量とするが、2頁までは可とする。

 4 哲学読本大全第一版の作成について
  ① 哲学読本大全は、第一版で完結する事無く、順次増補して行く事するが、第一版においては、「哲学読本大全(智慧の巻)」については、500人の哲学者を対象にし、それぞれの哲学者毎に、それぞれの哲学者の智慧に関する名文を、それぞれの哲学者の哲学的名著の中から、100編以上集めて編集し、「哲学読本大全(哲学テーマ別)」については、500の哲学テーマを対象とし、それぞれの哲学テーマ毎に、それぞれの哲学テーマに関する名文を、古今東西の名著の中から、100編以上集めて編集する。

 5 哲学読本大全第一版の作成方法
  ① 哲学読本大全編集委員会において、「哲学読本大全(智慧の巻)」については、500人の哲学者を、「哲学読本大全(哲学テーマ)」については、500の哲学テーマを決める。
  ② ①で決まった哲学者及び哲学テーマに関する名文を、次の方法により募集する。
   ● 日本全国の大学、高校及び市町村中央公民館で作成している哲学読本大全を提供して頂く。
   ● 出版社から、それぞれの出版図書の中から提供して頂く。
   ● 教育関係者(大学、高校、中学校、高校、小学校の教師、学生、父兄等)から広く募集する。
   ●  マスコミ、インターネットを利用して、一般国民から広く募集する。
  ③ 募集のあった名文を、事務局において、遂次、整理編集する。
  ④ 「哲学読本大全(智慧の巻)」については、500人の全ての哲学者について、それぞれの哲学者の智慧に関する名文が100編を超えた時点で、「哲学読本大全(哲学テーマ別)」については、500の全ての哲学テーマについて、それぞれの哲学テーマに関する名文が100編を超えた時点で、事務局において、最終的な整理編集を行い、目次、前書き、後書き、奥書を記し、それぞれの哲学読本大全の原案を作成する。
  ⑤ ④の哲学読本大全の原案に基づき、出版社等と著作権等の調整を行う。
  ⑥ ⑤の著作権等の調整終了後、哲学読本大全の最終案を作成し、哲学読本大全作成委員会において、最終案を決定する。
  ⑦ ⑥の委員会において哲学読本大全の最終案が決定したら、当該哲学読本大全を哲学広場日本のホームページ上で公開する。 
 
 6 哲学読本大全増補版の作成及び作成方法について
  ① 哲学読本大全第二版においては、「哲学読本大全(智慧の巻)」については、1000人の哲学者を対象にし、それぞれの哲学者毎に、それぞれの哲学者の智慧に関する名文を、それぞれの哲学者の哲学的名著の中から、100編以上集めて編集し、「哲学読本大全(哲学テーマ別)」については、1000の哲学テーマを対象とし、それぞれの哲学テーマ毎に、それぞれの哲学テーマに関する名文を、古今東西の名著の中から、100編以上集めて編集する。
  ② 第三版以降については、哲学読本大全作成員会において、検討する事とする。
  ③ 哲学読本大全増補版の作成方法については、5の哲学読本大全第一版の作成方法と同じとする。

 7 哲学読本大全の公開について
  ① 哲学読本大全は、哲学広場日本のホームページ上で、WEB閲覧版とオンデマンド印刷製本版を公開する事とし、WEB閲覧版については、誰でも自由に無料で閲覧する事ができるものとし、オンデマンド印刷製本版については、誰でも自由に無料で印刷製本する事ができるものとする。
  ② 哲学読本大全は、著作権フリーとする。

 8 哲学読本大全の図書館等における開架図書等としての備え付け
  ① 日本全国の大学、高校、中学校、小学校、市町村中央公民館の図書室及び公立図書館等においては、哲学広場日本のホームページ上のオンデマンド印刷製本版から哲学読本大全を印刷製本して、それぞれの施設の開架図書として備え付ける事とする。
  ② 日本全国の大学、高校及び市町村中央公民館の哲学広場においても、哲学広場日本のホームページ上のオンデマンド印刷製本版から哲学読本大全を印刷製本して、哲学広場(哲学対話室)に備え付ける事とする。

 

哲学読本大全名文見本例

哲学テーマ:『智慧』(エピクロス)


「哲学(知恵の愛求)の勧め」             
                エピクロス「メノイケウス宛の手紙」より

 人はだれでも、まだ若いからといって、知恵の愛求(哲学)を延び延びにしてはならず、また年取ったからといって、知恵の愛求に倦むことがあってはならない。なぜなら、なにびとも、霊魂の健康を得るためには、早すぎるも遅すぎるもないからである。また知恵を愛求する時期ではないだの、もうその時期が過ぎ去っているのだという人は、あたかも、幸福を得るのに、まだ時期がきていないだの、もはや時期ではないのだという人と同様である。それゆえ、若いものも、年老いているものも。ともに、知恵を愛求せねばならない。年老いたものは、老いてもなお、過去を感謝することによって、善いことどもに恵まれて若々しくいられるように、若いものはまた、未来を恐れないことによって、若くして同時に老年の心境にいられるように。そこでわれわれは、幸福をもたらすものどもに思いを致せねばならない。幸福が得られていれば、われわれは全てを所有しているのだし、幸福が欠けているなら、それを所有するために、われわれは全力を尽くすのだから。

出典 エピクロス「メノイケウス宛の手紙」
   (岩波文庫「エピクロス」65頁、岩波書店、1996年7月8日、第27刷発行)


モデル的な哲学読本大全の作成ページへ(当該ホームページ上で、皆様のご協力を得て、モデル的な哲学読本大全を作成したいと考えています。お手数ですが、赤い文字上をクリックしてください。)