哲学読本大全作成プロジェクト(21020文書)

                                       令和2年10月20日

〇〇大学〇〇学部○○学科
  ○○専攻(専修、専攻、コース等) ○○教授(准教授、助教) 殿

                                        ○○〇〇(私の名前)

「哲学読本大全(全百巻)」の作成について(協力依頼) →→→東京都内の哲学科等に所属する全ての先生方(19大学、29哲学科等、190名の先生方)に、送付しています


拝啓
 時下、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

 さて、私は、日本に、哲学文化が起こる事に依って、今よりも、もっと多くの日本人が、幸福感を、感じる事が出来る様に成ると思っています。
 私は、その為に、「哲学読本大全&哲学広場」と言うプロジェクトを考えています。

 「哲学読本大全」とは、様々な哲学テーマについて、古今東西の偉大な哲学者の哲学的名文(4000字程度)を、集めて、編集した読本の事です。
 「哲学読本大全」については、WEB閲覧用の「哲学読本大全」と、オンデマンド印刷製本用の「哲学読本大全」を作成する事とし、どちらもインターネット上で、無料で、公開する事とします。

 「哲学広場」とは、多くの人が自由に訪れて、哲学広場会員と、「哲学読本大全」等を基に、様々な哲学テーマについて、様々な哲学的対話を、無料で、自由に、楽しめる場所(哲学対話室)の事です。
 また、「哲学広場」では、哲学広場の会員同志でも、「哲学読本大全」等を基に、様々な哲学テーマについて、様々な哲学的研究も行って行きます。
 「哲学広場」については、最終的には、日本全国の大学、高校、公民館等に設置されて行く事に成ります。

 「哲学読本大全」と「哲学広場」を、両輪として、日本に、哲学文化を起こそうと言うプロジェクトが、「哲学読本大全作成&哲学広場」プロジェクトと言う事に成ります。

 この「哲学読本大全作成&哲学広場」プロジェクトにおいて、絶対に必要な物が、「哲学読本大全」と言う事に成ります。
 「哲学読本大全」が無ければ、このプロジェクトは、一歩も、先に、進む事は出来ません。
 しかし、「哲学読本大全」が存在する事に依って、このプロジェクトが、日本に、大きな哲学文化のうねりを、起こす事に成るのです。
 何故なら、このプロジェクトが、古今東西の偉大な哲学者の智慧を、基礎にしているからです。

 哲学とは、philosophia、智慧(sophia)を愛する(philo)事。
 この哲学の概念を知っている人が、どれ程、居るのでしょう。
 殆ど、居ないと思います。
 殆どの人が、「デカンショ、デカンショで日が暮れた♪」と言う様に、デカルト、カント、ショーペンハウワー等の、偉大な哲学者の哲学文献を研究する事が、哲学だと思っています。

 勿論、偉大な哲学者の哲学文献を研究する事も、哲学ですが、その時の哲学とは、あくまでも、文献哲学です。
 本来の意味での哲学とは、智慧を愛する事です。
 智慧を愛する事に依って、自らの智慧の体系(哲学体系)を創り上げて行く事、これが、本来の意味での哲学です。
 そして、この哲学は、大学の研究者だけでなく、全ての人が、行うべき事なのです。

 しかし、この哲学は、殆ど行われていません。
 何故でしょう。
 そこには、大きな二つの理由が有ります。

 一つは、上記で述べた様に、殆どの人が、「哲学=philosophia=智慧を愛する事」と言う、本来の意味での哲学の概念を、知らないからです。
 そして、もう一つの大きな理由は、時間が、無いと言う事です。

 哲学とは、古今東西の偉大な哲学者の智慧を参考にしながら、自らにおいて、自らの智慧を愛しながら、自らの智慧の体系(哲学体系)を、創り上げて行く事です。
 その為には、先ずは、古今東西の偉大な哲学者の多くの哲学文献(哲学的文章)を、読まなければ成りません。
 しかし、殆どの人には、その為の時間が、有りません。
 ですから、譬え、本来の意味での哲学の事を、知っていても、その本来の意味での哲学を、遂行出来ないでいると言うのが、現状なのです。

 しかしもし、「哲学読本大全」が、存在したらどうでしょう。
 様相は、一変します。
 先ずは、多くの人が、本来の意味での哲学の概念を、知る事に成ります。
 そして、多くの人が、「哲学読本大全」により、様々な哲学テーマについて、古今東西の偉大な哲学者の考え方を知る事に成り、それらを基に、自らにおいて、自らの智慧を愛しながら、自らの智慧の体系(哲学体系)を、創り上げて行く事に成ります。

 例えば、「智慧」について、デカルト、カント、ショーペンハウアー他、百名の偉大な哲学者の、智慧に関する最も代表的な文章(それぞれの哲学者が最終的に辿り着いた智慧に関する最も代表的な文章)を読んだ上で、「智慧」について、考えたとします。
 そうすれば、その人の「智慧」の概念は、百名の偉大な哲学者の概念を超えて、更に、高い概念を生み出して行く事が、出来る事に成ります。
 その様な方法で、「愛」、「勇気」、「理性」、「感情」、「人間」、「幸福」、「自由」、「道徳」、「宗教」、「哲学」等々、様々な哲学テーマについて、考え続けて行けば、その人は、それらに対する、百名の偉大な哲学者の概念を超えて、更に、高い概念を生み出して行く事が、出来る事と成るのです。
 そして、それらに基づいて、自らの智慧の体系(哲学体系)を創り上げて行く事も、出来る事に成ります。

 そして、更には、自らにおいて創り上げた、その智慧の体系(哲学体系)に基づいて、様々な「哲学広場」で、様々な人と、様々な哲学的対話を、行って行く事にも成ります。
 そこに、哲学文化の花が、咲かない事が有るでしょうか。

 人は、考える存在です。
 考える事に喜びを見出してしまえば、もう、その喜びは消える事は、有りません。
 その喜びが、日本中に広がる事に依って、日本に哲学文化の大きなうねりが、起きる事に成るのです。
 しかし、「哲学読本大全」が無ければ、このうねりは、起きる事は有りせん。

 「哲学読本大全」は、一人の哲学者では、作る事は出来ません。
 今回、〇〇大学〇〇学部○○学科哲学専攻(哲学専修、哲学コース等)の、○○○○先生、○○○○先生、○○○○先生、○○○○先生、○○○○先生、○○○○先生、○○○○先生、○○○○先生の、八名の先生方に、この同じ書簡文を送付していますが、八名の先生方が協力しても、「哲学読本大全」を作成する事は、難しいと思います。
 しかしもし、東京の大学の哲学科、哲学専修、哲学専攻、哲学コース、哲学分野、哲学教室等の、先生や院生や学生等が協力して作成すれば、短時間の内に、途轍もなく、素晴らしい「哲学読本大全」を作成する事が、出来るのです。

 私は、今回、その為に、別添のとおり、「東京都内の大学の哲学科・哲学専修・哲学専攻・哲学コース等の連携による『哲学読本大全(全百巻)』の作成について」と言う要領を、作成しました。
 この要領においては、「哲学読本大全(全百巻)」を、作成する事としています。
 
 「哲学読本大全(全百巻)」とは、百の哲学テーマについて、古今東西の百人の偉大な哲学者の、百の最高の哲学的名文(4000字程度)を集めて、編集した読本と言う事に成ります。
 この「哲学読本大全(全百巻)」を作る事は、とても簡単なのです。
 その要領を示すと、次の通りと成ります

 ① 東京の大学の哲学科、哲学専修、哲学専攻、哲学コース、哲学分野、哲学教室等(以下「哲学科等」と言う)の代表で、「哲学読本大全作成委員会」を設置し、委員長の所属する大学の哲学科等に、「哲学読本大全作成委員会事務局」を設置します。
 ② 「哲学読本大全作成委員会(事務局)」から、各大学の哲学科等に対して、「哲学読本」の作成を依頼する事とし、各大学の哲学科等は、「哲学読本」を作成し、その「哲学読本」を 、「哲学読本大全作成委員会(事務局)」に送付する事とします。
 ③ 各大学の哲学科等から送付されてきた「哲学読本」を基に、「哲学読本大全作成委員会(事務局)」が、「哲学読本大全(全百巻)」を作成して行く事に成ります。
 以上の通り、「哲学読本大全(全百巻)」の作成は、とても簡単なのです。

 「哲学読本大全作成委員会(事務局)」を担当する大学以外の、大学の哲学科等における分担は、それぞれの哲学科等において、「哲学読本」を作成して、その「哲学読本」を「哲学読本大全作成委員会(事務局)」に送付するだけの事です。
 そして、各大学の哲学等で作成する「哲学読本」の作成も、とても簡単なのです。

 各大学の哲学等で作成する「哲学読本」は、百の哲学テーマについて、十人以上の哲学者の哲学的名文を集めて、編集した読本とします。
 その作成要領は、次の通りと成ります。

 ① 各大学の哲学科等の世話人(以下「世話人」と言う)が、各大学の哲学科等に所属する教員、院生、学生等に対して、百の哲学テーマに関する、哲学的名文の提出を依頼する事とします。
 ② それぞれの教員、院生、学生等は、様々な哲学名著中から、それぞれの哲学テーマに関する哲学的名文をコピー(スキャナー)し、それらに、標題及び出典等を記した上で、世話人に提出する事とします。
 ③ 世話人は、提出のあった哲学的名文を、そのまま、哲学テーマごとに、整理分類して、「哲学読本」ファイルを作成する事に成ります。

 以上の通り、各大学の哲学科等で行う「哲学読本」の作成作業も、とても、簡単なのです。
 しかし、各大学の哲学科等が作成した「哲学読本」が、集積する事に依って、途轍も無く、素晴らしい「哲学読本大全」が、出来上がって行く事に成るのです。

 なお、「哲学読本大全作成委員会」の事務局と成った大学の哲学科等は、とても大変だと思われるかも知れませんが、そうでも無いのです。
 事務局が、編集室と成って、「哲学読本大全」の編集作業を進めて行く事に成りますが、事務局(編集室)には、「哲学読本大全作成&哲学広場」プロジェクトに関心のある、各大学の哲学科等の学生、院生、研究生等が、無償のボランティアとして集結して、彼らが、編集の実務作業を行って行く事に成ります。
 そして、「哲学読本大全」完成後は、彼らが、「哲学読本大全利活用NPO法人(仮称)」を設置して、日本全国の大学、高校、公民館等に、「哲学広場」を展開して行く事に成ります。
 この事に依って、日本に、大きな哲学文化のうねりが起きて行く事に成るのです。

 なお、「哲学読本大全利活用NPO法人(仮称)」設置後は、「哲学読本大全作成委員会(事務局)」の「哲学読本大全」に関する権原を、「哲学読本大全利活用NPO法人(仮称)」に移管し、「哲学読本大全作成委員会(事務局)」は、解散する事に成りますので、「哲学読本大全利活用NPO法人(仮称)」設置後は、「哲学読本大全作成委員会(事務局)」の仕事は、全く、無くなる事と成ります。

 「哲学読本大全作成委員会事務局」を設置する、大学の哲学科等にお願いする事は、次の三つと言う事に成ります。
 ① 教授、助教授の中からお一人、哲学読本大全作成委員会委員長に成って頂くと言う事。
 ② 助教、助手、研究生等の中から、お一人、哲学読本大全作成委員会事務局長(編集室長)に成って頂くと言う事。
 ③ 哲学読本大全作成委員会事務局(編集室)の為の部屋を、用意して頂くと言う事。

 以上の体制が整えば、委員長、事務局長(編集室長)の指示の基、事務局(編集室)に集結した、各大学の哲学科等の学生、院生、研究生等が、「哲学読本大全(全百巻)」作成の実務作業を行って行く事に成ります。

 以上が、「哲学読本大全作成&哲学広場」プロジェクトの概要と言う事に成ります。

 なお、今回のこの書簡は、別添「東京都内の大学の哲学科・哲学専修・哲学専攻・哲学コース、哲学教室・哲学分野等一覧」の、それぞれの大学の哲学科等に所属する全ての先生方(大学のホームページで、それぞれの大学の哲学科等に所属する教員として掲載されている先生方)に、一斉に、同時に、郵送しています。
 つきましては、先ずは、それぞれ大学の哲学科等におきまして、それぞれの哲学科等の先生方と、「哲学読本大全」の作成について、御協議、御検討して頂けないでしょうか。
 そして、更には、それぞれの大学の哲学科等の垣根を越えて、その他の大学の哲学科等の先生方等とも、「哲学読本大全」の作成について、御協議、御検討して頂けないでしょうか。

 「哲学読本大全」は、日本に大きな哲学文化のうねりを起こす事に成ります。
 何故なら、そこには、古今東西の偉大な哲学者の智慧が、無尽蔵に、集積される事に成るからです。
 「哲学読本大全(全百巻)」は、国民の為に、インターネット上で、無料、公開される事に成ります。
 この事に依って、日本中に、哲学文化の大きなうねりが起こる事に成るのです。

 しかし、この編集作業においては、「哲学読本大全(全百巻)」にも増して、更に、途轍も無く、素晴らしい「哲学読本大全」が出来て行く事に成るのです。

 「哲学読本大全(全百巻)」には、百の哲学テーマそれぞれについて、古今東西の偉大な哲学者の百の哲学的名文が掲載される事に成りますが、事務局(編集室)には、百の哲学テーマそれぞれについて、古今東西の偉大な哲学者の数百の哲学的名文が、集まる事に成ります。
 これが、途轍も無く素晴らしい資料と成る事については、先生方は、お分かりに成ると思います。
 何故なら、そこには、東京都内の大学の哲学科等の全ての英知が、結集されている事に成るからです。
 これらについては、事務局(編集室)において、「哲学読本大全(全百巻)作成原資料」として、編集作成して、協力を頂いた、それぞれの大学の哲学等に還元して行く事に成ります。

 今回の「哲学読本大全(全百巻)」の作成は、日本に大きな英知を齎す事に成ります。
 そして、協力を頂いた、それぞれの大学の哲学科等に対しても、大きな英知を齎す事に成ります。
 以上の通り、「哲学読本大全(全百巻)」の作成は、日本の哲学振興において、大きな役割を果たす事に成りますので、どうか、ご協力賜ります様、よろしくお願い申し上げます。
                                               敬具
               私の住所
               私の氏名
               電話及びFAX番号:○○○○
               メール番号:sofialover@nifty.com
               「哲学広場」URL:http://tetugakuhiroba.o.oo7.jp/index.html
追伸
 一 私は、「哲学広場」と言うホームページを作成しています。グーグル等の検索エンジンで、「哲学広場」と入力すれば、一番上に出て来ます。このホームページ上に、「哲学読本大全&哲学広場」プロジェクトの考え方や、私が見本として作成した「哲学読本(智慧の巻)」についても、掲載していますので、御参考にして頂ければ、有難く思います。
 二 「哲学読本大全(全百巻)」の作成については、文部科学省の科学研究費助成事業(基礎研究)補助金を活用する事としていますので、「哲学読本大全作成委員会事務局(編集室)」を設置する大学においては、予算面の心配は、必要ないと思います。つきましては、「哲学読本大全作成委員会事務局(編集室)」の設置についても、御検討して頂ければ、とても有難く思います。



                                        令和2年10月20日

〇〇大学〇〇学部〇〇学科
    倫理学専修(専攻) 〇〇〇〇教授(准教授、助教) 殿

                                        〇〇〇〇(私の氏名)

「哲学読本大全(全百巻)」の作成について(依頼) →→→東京大学倫理学専修課程及び慶応義塾大学倫理学専攻の先生方(2大学、10名の先生方)に送付しています


拝啓
 時下、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

 さて、私は、東京都内の哲学科、哲学専修、哲学専攻、哲学コース、哲学教室等の連携により、「哲学読本大全(全百巻)」を作成すると言うプロジェクトを考えており、その為、「東京都内の大学の哲学科・哲学専修・哲学専攻・哲学コース等の連携による『哲学読本大全(全百巻)』の作成について」と言う要領を作成し、この要領を添付して、東京都内の哲学科、哲学専修、哲学専攻、哲学コース、哲学教室等(以下「哲学科等」と言う事にします)の全ての先生宛に、「『哲学読本大全(全百巻)』の作成について(協力依頼)」と言う依頼文を送付した所です。
 この依頼文につきましては、〇〇先生宛てにも、今回のこの書簡の中に、同封しておりますので、先ずは、先に、ご覧いただければと思っております。

 この依頼文「『哲学読本大全(全百巻)』の作成について(協力依頼)」につきましては、東京都内の哲学科等の先生方が協力して、「哲学読本大全(全百巻)」を作成して頂きたいと言う内容に成っておりますが、今回、熊野先生に宛てた、この書簡文「『哲学読本大全(全百巻)』の作成について(依頼)」につきましては、それとは異なり、〇〇大学〇〇学部〇〇学科倫理学専修(専攻)が、中心と成って、「哲学読本大全(全百巻)」を作成して頂きたいと言う内容となっております。

 具体的には、〇〇大学〇〇学部〇〇学科倫理学専修(専攻)において、「哲学読本大全委員作成委員会事務局(編集室)」を設置して、「哲学読本大全(全百巻)」を作成して頂きたいと言う事に成ります。
 更に、具体的に申しますと、〇〇大学〇〇学部〇〇学科倫理学専修(専攻)が中心に成って、「哲学読本大全作成委員会」を設置し、〇〇大学〇〇学部〇〇学科倫理学専修(専攻)から「哲学読本大全作成委員会委員長」と「哲学読本大全作成委員会事務局長(編集長)」を出して頂き、〇〇大学〇〇学部〇〇学科倫理学専修(専攻)に、「哲学読本大全作成委員会事務局(編集室)」を設置した上で、「哲学読本大全(全百巻)」を作成して頂きたいと言う事に成ります。

 何故、〇〇大学〇〇学部〇〇学科倫理学専修(専攻)において、「哲学読本大全(全百巻)」を作成して頂きたいかと言うと、〇〇大学〇〇学部〇〇学科倫理学専修(専攻)が、正に、市民の為の哲学の研究を行っているからです。
 〇〇大学〇〇学部〇〇学科倫理学専修(専攻)においては、様々な哲学テーマについて、古今東西の偉大な哲学者の哲学文献を参考にしながら、その本質を研究し、そしてそれに基づいて、各自が、自らの哲学体系を創り上げる事を目的にしていますが、正に、それこそが、「哲学読本大全(全百巻)」の作成目的だからです。

 〇〇大学〇〇学部〇〇学科倫理学専修(専攻)には、多くの哲学文献があり、多くの哲学の先生、多くの哲学仲間がおり、そして沢山の時間があります。
 〇〇大学〇〇学部〇〇学科倫理学専修(専攻)に在籍している人々は、それらを活用して、様々な哲学テーマについて、その本質を研究し、自らにおいて、自らの哲学体系を創り上げて行く事が出来ます。

 しかし、市民は違います。
 市民は、それらの資源が、限られているのです。
 ですから、様々な哲学テーマについて、その本質を知り、そして、それに基づいて、自らの哲学体系を創り上げようと思っても、それが出来ないで居るのです。
 
 しかし、「哲学読本大全」が存在し、「哲学広場」が存在すれば、それらの状況は一変します。
 多くの市民が、「哲学読本大全」に基づき、様々な哲学テーマについて、その本質を知り、それに基づいて、自らの哲学体系を創り上げて行く事に成ります。
 そして、その自らの創り上げた哲学体系を基に、様々な「哲学広場」において、様々な哲学テーマについて、様々な人と、様々な哲学的対話を重ねて行き、更に、素晴らしい哲学体系を創り上げて行く事が、出来る事に成るのです。

 そして、これらの全ての基礎に成る物が、「哲学読本大全(全百巻)」と言う事に成るのです。
 
 「哲学読本大全(全百巻)」は、正に、〇〇大学〇〇学部〇〇学科倫理学専修(専攻)において、研究すべき最も基礎的な研究だと思います。

 何故、「哲学読本大全(全百巻)」の作成が、〇〇大学〇〇学部〇〇学科倫理学専修(専攻)なのか、それは東京都内の大学で、倫理学専修(専攻)が有るのが、〇〇大学〇〇学部〇〇学科倫理学専修(専攻)と〇〇大学〇〇学部〇〇学科倫理学専修(専攻)だけだからです。
 倫理学は、正に、市民の為の哲学です。
 小学校、中学校の道徳は、倫理学です。
 高校の倫理は、倫理学その物です。
 そして、大学の一般教養として哲学の中心を為す物も、倫理学です。
 そしてもし、社会人に必要な哲学があるとすれば、それは倫理学です。
 倫理学は、人に自我が生まれてから死ぬまで、人に寄り添う物です。
 そして、人は、倫理学によって、幸福に成る事が出来るのです。
 何故なら、倫理学とは、真なる物、善なる物、美なる物について、一生懸命考え、それらを一生涯をかけて、自分の物にして行く為の学問だからです。

 東京都内の大学で、この倫理学専修(専攻)があるのは、〇〇大学〇〇学部〇〇学科倫理学専修(専攻)と〇〇大学〇〇学部〇〇学科倫理学専修(専攻)だけです。
 ですから、どうか、〇〇大学〇〇学部〇〇学科倫理学専修(専攻)と〇〇大学〇〇学部〇〇学科倫理学専修(専攻)の間で御協議頂き、いずれかの倫理学研究室において、「哲学読本大全作成員会事務局(編集室)」を設置して、「哲学読本大全(全百巻)」を作成して頂きたいと思います。

 なお、この書簡文については、〇〇大学〇〇学部〇〇学科倫理学専修(専攻)の全ての先生(〇〇〇〇教授、〇〇〇〇助教授、〇〇〇〇助教)と〇〇大学〇〇学部〇〇学科倫理学専修(専攻)の全ての先生(〇〇〇〇教授、〇〇〇〇助教授、〇〇〇〇助教)に、同時に、郵送していますので、この書簡を基に、それぞれの先生方の間で御協議頂き、いずれかの研究室において、「哲学読本大全作成委員会事務局(編集室)」を設置して、「哲学読本大全(全百巻)」を作成して頂きたいと思います。

 「哲学読本大全作成委員会事務局(編集室)」には、東京都内の「哲学読本大全&哲学広場」に関心のある研究生、院生、学生等が、多数集まる事に成り、東京都内の哲学の中心地に成って行く事に成ります。

 また、「哲学読本大全(全百巻)」の作成過程において、様々な哲学テーマについて、究極的な研究が、出来る事にも成ります。

 とても貴重な経験と成ると思いますので、どうか、〇〇大学〇〇学部〇〇学科倫理学専修(専攻)と〇〇大学〇〇学部〇〇学科倫理学専修(専攻)の先生方で御協議の上、いずれかの大学において、「哲学読本大全作成委員会事務局(編集室)」を設置して、「哲学読本大全(全百巻)」を作成して頂きたいと思います。
                                               敬具
                 私の住所
                 私の氏名
                 電話及びFAX番号:
                 メール番号:sofialover@nifty.com
                 「哲学広場」URL:http://tetugakuhiroba.o.oo7.jp/index.html
追伸
 一 「哲学読本大全(全百巻)」は、文部科学省の科学研究費助成事業(基礎研究)を利用して作成しますので、予算面の心配は、必要無いと思います。
 二 「哲学読本大全作成委員事務局」と成った大学の研究室においては、教授及び助教授の先生の中から、「哲学読本大全作成委員会委員長」を、助教、助手、研究生等の中から、「哲学読本大全作成委員会事務局長(編集室長)」を出して頂く必要があります。また、「哲学読本大全作成委員会事務局(編集室)」を用意して頂く必要があります。
 三 「哲学読本大全作成員会事務局(編集室)」には、「哲学読本大全&哲学広場」に関心の有る、各大学の研究生、院生、学生等が、無償のボランティアとして集結して、委員長、事務局長(編集室長)の指示の基、「哲学読本大全(全百巻)」の作成実務作業を行って行く事に成ります。また、当該無償ボランティアが、中心と成って、「哲学読本大全利活用NPO法人」を設置して、日本全国の大学、高校、公民館等に「哲学広場」を展開して行く事に成ります。
 四 「哲学広場」とは、学広場を自由に訪れた者が、「哲学読本大全」等を基に、様々な哲学テーマについて、哲学広場会員と、原則として、一対一で、哲学的対話を行って行く為の、哲学対話室の事です。哲学広場では、一対一の哲学的対話が行われますので、全人格的な哲学対話が行われることに成ります。また、哲学広場は、学生や市民の悩みの解決の場とも成ります。悩みとは、考えが定まらない事による気分障害の事です。哲学広場で、その悩みについて、哲学的対話を進める事に依って、その悩みに関する考えが定まって行き、最終的には、その悩みに対する解決方法が、見付かって行く事にも成るのです。
 五 「哲学読本大全作成委員会」については、各大学の倫理学の担当の先生に成って頂いても良いのではないかと思います。また、各大学の世話役にも成って頂いて、各大学で作成する「哲学読本」を、作成して頂いても良いのではないかと思います。
 六 私は、「哲学広場」と言うホームページを開設しています。このホームページに、「哲学読本大全&哲学広場」の考え方を掲載していますので、御参考にして頂ければと思います。また、私は、令和2年の3月まで、公務員と勤務していましたが、同年3月に、定年退職と成り、今は、全くのフリーです。もし宜しけば、私も、「哲学読本大全作成委員会事務局(編集室)」において、無償のボランティアの一人として、「哲学読本大全(全百巻)」の作成実務のお手伝いをしても良いと思っております。




東京都内の大学の哲学科・哲学専修・哲学専攻・哲学コース等の連携による「哲学読本大全(全百巻)」の作成について

東京都内の大学の哲学科・哲学専修・哲学専攻・哲学コース等の連携による「哲学読本大全(全百巻)」の作成について

1 趣旨
  「哲学読本大全(全百巻)」とは、国民に関心のある百の哲学的テーマについて、それぞれの哲学的テーマごとに、百人の偉大な哲学者の、百の哲学的名文(4000字程度)を集めて、編集した哲学読本の事です。
  「哲学読本大全(全百巻)」は、インターネット上で作成する事とし、WEB閲覧用の「哲学読本大全(全百巻)」とオンデマンド印刷製本用の「哲学読本大全(全百巻)」を作成する事とし、WEB閲覧用の「哲学読本大全(全百巻)」については、誰でも無料で閲覧する事が出来る事とし、オンデマンド印刷製本用の「哲学読本大全(全百巻)」についても、誰でも無料で印刷製本する事が出来る事とします。
  「哲学読本大全(全百巻)」は、大学、高校、中学校、公民館等での授業の補助教材として使用されるだけでなく、あらゆる生涯学習の機会、機関において使用される事となり、日本における哲学の振興に繋がって行く事になります。 
  なお、「哲学読本大全(全百巻)」は、文部科学省の科学研究費助成事業(基礎研究)を活用して、東京都内の大学の哲学科・哲学専修・哲学専攻・哲学コース等の連携により作成する事とします。

2 東京都内の大学の哲学科・哲学専修・哲学専攻・哲学コース等について
  東京都内の大学の哲学科・哲学専修・哲学専攻・哲学コース等(以下「哲学科等」と言う)とは、大学の本部が東京都内に有り、哲学科、哲学専修、哲学専攻、哲学コース、哲学教室、哲学分野等を有している大学の事です。具体的には、別紙1「東京都内の大学の哲学科・哲学専修・哲学専攻・哲学コース・哲学教室・哲学分野等一覧表」の通りです。

3 哲学読本大全作成委員会の設置について
  東京都内の大学の哲学科等の代表で、哲学読本大全作成委員会を設置します。

4 哲学読本大全作成委員会事務局の設置について
  〇〇大学〇〇学部〇〇学科に、哲学読本大全作成委員会事務局を設置します。

5 「哲学読本大全(全百巻)」の作成方法について
  ① 哲学読本大全作成員会(事務局)において、百の哲学テーマと作成方針を決定します。なお、哲学者は、著作権の保護期間の切れた哲学者(1968年以前に死亡した者、但し連合国であった国については、1957年以前に死亡した者)を対象とします。
  ② 哲学読本大全作成委員会(事務局)は、それぞれの哲学科等に対して、哲学読本の作成を依頼する事とします。それぞれの哲学科等において作成する哲学読本は、百の哲学テーマについて、10人以上の偉大な哲学者の哲学的名文を集めて編集した哲学読本(名著の中の哲学的名文を、そのままコピーして、そのコピーに、その哲学的名文の標題及び出典を記入した上で、哲学テーマごとに纏めたコピー集の事)とします。なお、それぞれの哲学科等で作成する哲学読本は、著作権法第35条(学校その他の機関における複製等)の範囲内で作成する事とします。
  ③ 哲学読本大全作成委員会(事務局)は、それぞれの哲学科等に対して、それぞれの哲学科等で作成した哲学読本の提出を依頼する事とします。
  ④ 哲学読本大全作成委員会(事務局)は、それぞれの哲学科等から、哲学読本の提出があった時は、全ての哲学読本の哲学的名文の出典を確認し、翻訳著作権の保護期間ある哲学的名文については、それぞれの出版社に対して、著作権法第30条の3の規定(検討過程における利用)に基づき、哲学読本大全作成検討過程における利用の許諾を求める事にします。
  ⑤ 哲学読本大全作成委員会(事務局)は、それぞれの哲学科等から提出のあった哲学読本に基づき、「哲学読本大全(全百巻)」の原案を作成する事とします。
  ⑥ 哲学読本大全作成委員会(事務局)は、「哲学読本大全(全百巻)」の原案が完成した時は、「哲学読本大全(全百巻)」に掲載する哲学的名文の内、翻訳著作権の保護期間のある哲学的名文については、それぞれの出版社と著作権法第21条(複製権)の利用について、協議を行い、協議内容を協議書として纏める事とします。
  ⑦ 哲学読本大全作成委員会(事務局)は、全ての出版社と著作権法第21条の複製権の利用に関する協議書を締結した時、「哲学読本大全(全百巻)」をインターネット上の公開する事とします。

6 文部科学省の科学研究費助成事業(基礎研究)の申請について
  哲学読本大全作成委員会(事務局)の代表者は、「哲学読本大全(全百巻)」の作成について、計画が定まった時、文部科学省の科学研究費助成事業「基礎研究」の補助金の申請書を提出する事とします。

7 大学における「哲学読本大全」の利活用に関する研究について
  哲学読本大全作成員会(事務局)は、大学の授業及び大学生の自主的哲学サークル等(哲学読本大全等を基にした哲学対話や様々な哲学的研究を行うサークルの事)における、「哲学読本大全」利活用方法等について、研究を行う事とします。

8 高校における「哲学読本大全」の利活用に関する研究について
  哲学読本大全作成員会(事務局)は、高校の授業及び高校生の自主的哲学サークル等(哲学読本大全等を基にした哲学対話や様々な哲学的研究を行うサークルの事)における、「哲学読本大全」利活用方法等について、研究を行う事とします。

9 公民館等における「哲学読本大全」の利活用に関する研究について
  哲学読本大全作成員会(事務局)は、公民館等の講座及び市民の自主的哲学サークル等(哲学読本大全等を基にした哲学対話や様々な哲学的研究を行うサークルの事)における、「哲学読本大全」利活用方法等について、研究を行う事とします。

10 大学・高校・公民館等の連携における 「哲学読本大全」の利活用に関する研究について
  哲学読本大全作成員会(事務局)は、大学,高校、公民館等の授業、講座、自主的サークル等の連携による「哲学読本大全」の利活用等について、研究を行う事とします。

11 「哲学読本大全」の利活用を行うNPO法人に関する研究について
  哲学読本大全作成員会(事務局)は、「哲学読本大全」の利活用等を行うNPO法人(特定非営利活動法人)の設置及び運営について、研究を行う事とします。

12 文部科学省の科学研究費助成事業(基礎研究)の実績報告について
  哲学読本大全作成委員会(事務局)の代表者は、「哲学読本大全(全百巻)」の作成及び「哲学読本大全」の利活用に関する研究が終了した時は、文部科学省の科学研究費助成事業「基礎研究」の補助金の実績報告書を提出する事とします。

13 「哲学読本大全利活用NPO法人」の設置及び「哲学読本大全作成委員会(事務局)」の解散について
  ① 哲学読本大全の利活用について関心のある者で、哲学読本大全の利活用等を行うNPO法人(以下「哲学読本大全利活用NPO法人」と言う)を設置する事とします。
  ② 「哲学読本大全利活用NPO法人」設置後、「哲学読本大全作成委員会(事務局)」における「哲学読本大全」に関する権原を、「哲学読本大全利活用NPO法人」に移管する事とし、移管後、「哲学読本大全作成委員会(事務局)」は、解散する事とします。
  ③ 「哲学読本大全利活用NPO法人」は、収益事業を行わないNPO法人とし、かつ、会員は全員、無報酬のボランティアとする事とします。
  ④ 「哲学読本大全利活用NPO法人」では、次の事を行う事とします。
   ア 「哲学読本大全」の管理運営。
   イ 「哲学読本大全」を利活用する大学・高校・公民館等における自主的哲学サークルの設置運営の支援。
   ウ 「哲学読本大全」を利活用する大学・高校・公民館等における自主的哲学サークルの連携の支援。
   エ 「哲学エッセイ集」の作成(「哲学読本大全」等の哲学テーマについて、哲学エッセイを広く募集し、「哲学読本大全利活用NPO法人」のホームページ上で公開して行く事とします)。
   オ その他様々な哲学的研究。
  ⑤ 「哲学読本大全作成員会事務局」には、哲学科等の学生、院生、研究生等が、無償のボランティアとして集結する事と成り、当該ボランティアが、哲学読本大全作成の実務的作業を行って行く事に成ります。また、「哲学読本大全作成委員会(事務局)」解散後は、当該ボランティアが主体と成って、「哲学読本大全利活用NPO法人」を設置運営して行く事に成るので、「哲学読本大全」の利活用が、より円滑に、より自律的に、より発展的に行われる事と成ります。
  ⑥ 「哲学読本大全利活用NPO法人」は仮称です。実際に設置する時は、大学生や高校生や市民に親しみやすい名称で設置する事に成ります。

14 「哲学読本大全」の利活用方法とその効果について
  ① 「哲学読本大全」において、様々な哲学テーマについて、様々な哲学者の、様々な哲学的名著の中の、最も代表的な哲学的名文(4000字程度)を、短期間の内に、読む事が出来ます。この事に依って、多くの人が、様々な哲学テーマについて、その本質を理解する事に成り、自らにおいて、自らの哲学体系を創り上げて行く事に成ります。この事に依って、日本に、哲学文化の花が、開く事に成ります。
  ② 「哲学読本大全利活用NPO法人」の支援により、日本全国の大学、高校、公民館等に自主的哲学サークルが設置される事になり、日本全国の大学、高校、公民館等において、「哲学読本大全」等を基に、様々な哲学的対話や様々な哲学的研究が行われる事に成ります。また、大学、高校、公民館等の垣根を越えて、様々な場所、様々な機会において、「哲学読本大全」等を基に、様々な哲学的対話や様々な哲学的研究が行われる事に成ります。この事と、①の個人的哲学研究が相まって、日本に、哲学文化の花が、更に、大きく開く事に成ります。

15 文部科学省の科学研究費助成事業(基礎研究)補助金を利用する理由について
  ① 「哲学読本大全」を作成する為には、様々な哲学テーマについて、様々な哲学者の、様々な哲学的名著の、様々な哲学的名文を知っていなければなりません。その為、「哲学読本大全」を作成する為には、多くの専門家の英知を結集しなければなりません。そして、多くの専門家の英知が、結集されればされるほど、短期間の内に、途轍もなく素晴らしい「哲学読本大全」が作成される事に成ります。
  ② 「哲学読本大全」は、著作権の保護期間の切れた哲学者を対象としますが、翻訳著作権の問題が残ります。翻訳著作権の問題については、出版社と直接、協議する事に成りますが、相応の著作権(複製権)使用料の支出が、必要と成ります。
  ③ 「哲学読本大全」は、哲学分野における最も基礎的研究であり、哲学の振興に大いに寄与して行く事と成ります。
 以上、①②③の理由により、文部科学省の科学研究費助成事業(基礎研究)補助金を利用する事と成ります。


【別紙1】
東京都内の大学の哲学科・哲学専修・哲学専攻・哲学コース・哲学教室・哲学分野等一覧

東京大学 文学部 文学科(思想文化学科)  
  哲学専修課程 、中国思想文化学専修課程、インド哲学仏教学専修課程 、 倫理学専修課程、
  宗教学宗教史学専修課程 、 美学芸術学専修課程、 イスラム学専修課程
〇慶応義塾大学 文学部 人文社会学科(哲学系)  
  哲学専攻、 倫理学専攻、 美学美術史学専攻
〇早稲田大学 文学部
  哲学コース、 東洋哲学コース
〇東洋大学 文学部 
  哲学科、東洋思想文化学科
〇上智大学 文学部
  哲学科 
〇法政大学 文学部
  哲学科
〇立正大学 文学部
  哲学科
〇國學院大學 文学部
  哲学科
〇学習院大学 文学部
  哲学科
〇専修大学 文学部
  哲学科
〇日本大学 文理学部
  哲学科
〇大正大学 文学部 人文学科
  哲学・宗教文化コース
〇東京都立大学 人文社会学部 人文学科
  哲学教室
〇東京女子大学 現代教養学部 人文学科
  哲学専攻
〇お茶の水女子大学 文教育学部 人文科学科
  哲学・倫理学・美術史コース
〇中央大学 文学部 人文社会学科
  哲学専攻
〇明治大学 文学部 心理社会学科
  哲学専攻
〇国際基督教大学 教養学部 アーツ・サイエンス学科
  哲学・宗教学メジャー
〇東京学芸大学 教育学部 学校教育系社会選修
  哲学倫理分野

※当該一覧表は、東京都内に大学の本部があり、哲学科、哲学専修、哲学専攻、哲学コー、ス、哲学教室、哲学分野等を有する大学を対象としています。


【別紙2】
哲学読本大全の哲学的テーマについて(例示)

哲学について、 宗教について 、道徳について
心について、  精神について、 肉体について
理性について、 感情について 、言葉について
真理について、 善について 、 美について
読書について 、思索について、 作文について
対話について、 瞑想について 、悟りについて
無心について、 喜びについて 、至福について
形而上学について、 論理学について、 神秘主義について
神について 、 仏について、  霊について
天国について、 祈りについて 、信仰について
回心について 、存在について、 知識について
意識について 、認識について 、経験について
観念について 、直感について、 普遍について
理想について 、創造について、 芸術について
文化について、 文学について、 音楽について
意志について、 行為について 、徳について
智慧について 、愛について 、 勇気について
忍耐について 、正義について 、中庸について
習慣について 、自分について、 自由について
自信について 、人間について、 人格について
人生について 、死について、  老いについて
命について 、 性について、  青春について
友情について、 恋愛について、 結婚について
家庭について 、生活について 、政治について
経済について 、社会について 、法について
国家について 、大衆について、 時代について
歴史について 、世界について 、自然について
科学について、 教育について、 時間について
思想について 、学びについて 、仕事について
不安について 、悩みについて、 孤独について
怒りについて 、エゴについて、 無意識について
欲望について、 快楽について 、希望について
平安について 、良心について、 幸福について
聖人君子について
※それぞれの哲学テーマについては、なるべく多くの同義語、類語を対象とする事とします。例:智慧=英知、良知、般若等々。


【別紙3】
哲学読本大全の哲学者について(例示)

西洋
〇聖書
  ダビデ、ソロモン、イザヤ、エレミヤ、エゼキエル、ダニエル、イエス、ヨハネ、パウロ、ルカ
〇古代
  プラトン、クセノポン、アリストテレス、エピクロス、キケロ、ルクレティウス、フィロン、セネカ、プルタルコス、エピクテトス、マルクス・アウレリウス、プロティヌス、プロクロス、ディオゲネス、ポエティウス、ホメロス、ヘーシオドス
〇中世(教父を含む)
  ユスティノス、エイレナイオス、クレメンス、オリゲネス、エウセビオス、アタナシオス、グレゴリオス、バシレイオス、エウァグリオス、テオドレトス、マクシモス(以上ギリシア教父)、テルトゥリアヌス、アンブロジウス、ヒエロニムス、アウグスティヌス、ベネディクトゥス(以上ラテン教父)、パラマス、アンセルムス、アベラール、トマス・ア・ケンピス、トマス・アクィナス、ボナヴェントゥラ、オッカム、エックハルト、ゾイゼ、タウラー、ベーメ、ヒルデガルト、クザーヌス、ダンテ
〇イギリス
  トマス・モア、ベーコン、ホッブス、ロック、バークリー、ヒューム、オウエン、アダム・スミス、ベンサム、ギボン、ミル、スペンサー、フレイザー、ミュラー、バーナード・ショー、ホワイトヘッド、ウィトゲンシュタイン、シャークスピア、ミルトン、バニヤン、ブレイク、ワーズワース
〇フランス
  カルヴァン、モンテーニュ、デカルト、ロシュフコー、パスカル、マルブランシュ、モンテスキュー、ヴォルテール、ルソー、ディドロ、コンディヤック、ヴォーヴナルグ、ダランベール、サン=シモン、ビラン、フーリエ、コント、プルードン、ラヴェッソン、デュルケーム、ベルクソン、アラン、ヴァレリー、シモーヌ・ヴェイユ、テイヤール、スタンダール、アナトール・フランス、ロマン・ロラン、プルースト
〇ドイツ・オーストリア・スイス
  ルター、パラケルスス、ライプニッツ、バウムガルテン、カント、ヴィンケルマン、レッシング、ヘルダー、ペスタロッチ、クニッゲ、フィヒテ、ランケ、シュライアマハー、ヘーゲル、シュレーゲル、シェリング、フレーベル、ショーペンハウアー、フォイエルバッハ、マルクス、エンゲルス、ディルタイ、ブレンターノ、エルンスト・マッハ、ニーチェ、フレーゲ、フロイト、ジンメル、フッサール、シュタイナー、ヴェーバー、トレルチ、オットー、アドラー、バルト、シェーラー、カッシーラー、シュヴァイツァー、ユング、ソシュール、ブーバー、シュペングラー、ヒルティ、ベンヤミン、マンハイム、シレジウス、ゲーテ、シラー、ハイネ、ヘッセ
〇オランダ
  エラスムス、スピノザ
〇デンマーク
  キェルケゴール、イェスペルセン、アンデルセン
〇スウェーデン
  スヴェーデンボリ
〇イタリア
  ヴァッラ、ミランドラ、フィチーノ、マキャヴェッリ、ブルーノ、カンパネッラ、ヴィーコ、クローチェ
〇スペイン
  イグナチオ・デ・ロヨラ、アビラのテレサ、グラシアン、オルテガ、ウナムーノ
〇ロシア
  レーニン、シェストフ、ベルジャーエフ、トルストイ、ドストエフスキー
〇アメリカ
  エマーソン、ソロー、ジェームス、パース、デューイ、ミード・カーネギー、フランクリン、マーク・トウェイン、アンドリュー・カーネギー

東洋
〇中東
  「死者の書(古代エジプト)」、「アヴェスター」、「ギルガメシュ叙事詩」、「ヘルメス文書」、ムハンマド、キンディー、ファーラービー、スィーナー、ガザーリー、ルシュド、アラビー、ルーミー
〇インド
  「ヴェーダ」、「ウパニシャッド」、「バガヴァッド・ギーター」、「マヌ法典」、シャンカラ、カビール、ラーマクリシュナ、タゴール、ガンディー、ゴーシュ、ヴィヴェーカーナンダ
〇中国
  「書経」、「詩経」、「易経」、「礼記」、「春秋」、孔子、老子、孫子、曾子、墨子、孟子、荀子、荘子、列子、韓非子、司馬遷、劉安、王充、朱熹、呂坤、王陽明、洪自誠、孫文、魯迅
〇インド仏教
  各種「経典」、釈迦、馬鳴、龍樹、無著、世親、月称、法称
〇中国仏教
   曇鸞、達磨、智顗、玄奘三蔵、善導、法蔵、臨済義玄

日本
〇古代
  「古事記」、「日本書紀」、聖徳太子、空海、最澄、源信、景戒、菅原道真、清少納言
〇中世
  法然、栄西、鴨長明、明恵、親鸞、唯円、道元、懐奘、叡尊、日蓮、一遍、夢窓疎石、無住、吉田兼好、世阿弥、蓮如、西行、一休
〇近世
  藤原惺窩、沢庵宗彭、林羅山、宮本武蔵、隠元隆琦、中江藤樹、熊沢蕃山、山崎闇斎、山鹿素行、伊藤仁斎、貝原益軒、契沖、新井白石、山本常朝、荻生徂徠、荷田春満、石田梅岩、賀茂真淵、安藤昌益、富永仲基、三浦梅園、本居宣長、杉田玄白、司馬江漢、山片蟠桃、海保青陵、佐藤一斎、平田篤胤、頼山陽、二宮尊徳、大原幽学、渡辺崋山、大塩平八郎、高野長英、藤田東湖、横井小楠、佐久間象山、西郷隆盛、橋本左内、吉田松陰、勝海舟、松尾芭蕉、良寛、黒住宗忠、中山みき、金光大神
〇近現代
  西周、福澤諭吉、加藤弘之、大隈重信、渋沢栄一、新島襄、中江兆民、陸羯南、井上円了、三宅雪嶺、内村鑑三、新渡戸稲造、岡倉天心、清沢満之、徳富蘇峰、内藤湖南、高楠順次郎、木下尚江、鈴木大拙、西田幾多郎、幸徳秋水、森田正馬、新村出、寺田寅彦、宇井伯寿、柳田國男、田邊元、中村天風、波多野精一、幸徳秋水、河上肇、山川均、大杉栄、高橋里美、大川周明、折口信夫、三木清、小泉信三、九鬼周造、和辻哲郎、柳宗悦、戸坂潤、亀井勝一郎、森鴎外、夏目漱石、幸田露伴、正岡子規、北村透谷、有島武郎、下村湖人

※1 哲学者については、著作権保護期間の過ぎた哲学者を対象とします(1968年以前に死亡した哲学者を対象としますが、連合国であった国については、1957年以前に死亡した哲学者と対象とします)。
※2 哲学者については、日本語で出版された哲学書の哲学者を対象とします。
※3 宗教家についても、哲学者の対象とします。
※4 聖書、経典についても、哲学書の対象とします。
※5 文学者等についても、哲学的エッセイ、哲学的詩集、哲学的自叙伝等を著している者については、哲学者の対象とします(ダンテ「新生」、バニヤン「天路歴程」、シレジウス「瞑想詩集」、ゲーテ「箴言と省察」、シラー「美学」、スタンダール「恋愛論」、トルストイ「人生論」、マーク・トウェイン「人間とは」、フランクリン「自叙伝」、森鴎外「知恵袋」、夏目漱石「文芸の哲学的基礎」、正岡子規「病狀六尺」、幸田露伴「努力論」、有島武郎「惜しみなく愛は奪ふ」等々)。


【別紙4】
「哲学読本大全」の哲学的名文について(例示) ※1

 哲学読本大全 第一巻(哲学の巻) ※2

 第〇章 デカルト・・・・・「哲学の原理について」 ※3 

 私が序文を書くとしたなら、先ず第一に、哲学とはなんであるかを明らかにしようとして、次のような周知のことがらからはじめたでありましょう。すなわち「哲学」という語が知恵の探求を意味すること。知恵とはたんに実生活における分別をさすばかりでなく、人間の知りうるあらゆることについての完全な知識—―自分の生活の指導のためにも、健康の保持やあらゆる技術の発明のためにも役立つような知識—―をもさすこと。この知識がこれらの目的に役立つものであるためには、それが第一原因から導きだされることが必要であり、したがってこういう知識の獲得に努める—―これが本来、哲学すると名づけられることです—―ためには、そのような第一原因の、すなわち原理の、探求ということからはじめなくてはならないこと、これらの原理が二つの条件をそなえなければならないこと。その一つは、それらがきわめて明晰できわめて明証的であって、人間精神がそれらを注意深く考察しようと心がけるかぎり、その真理性を疑えないほどであるということ。もう一つは、他の事物の認識がそれらの原理に依存しており、したがって、原理のほうは他の事物をまたずに知られうるが、逆に、他の事物のほうは原理なくしては知られないということ。つづいて、それら原理から、それに依存する事物の認識を演繹するに努めることになるわけですが、それはこの演繹の全過程のうちに、きわめて明白なもの以外の何ものもない、というふうにすすめられねばならぬこと。
 実際、完全な知恵をそなえているのは、すなわちすべての事物についてあますところのない知恵をもっているのは、ひとり神のみでありますが、しかしながら人間とても、きわめて重要な真理について、あるいは多くあるいは少なく、知識をもっているに応じて、そのぶんだけは知恵をそなえているといわれることができるのです。その点はすべての学者が一致して承認するこころであると信じます。
 次いで私は、この哲学の効用についてこう考慮を促し、次のことを示したでありましょう。すなわち、(哲学は人間精神の知りうるあらゆる事がらにわたるものであるから)われわれを未開で野蛮な人種から区別するのは哲学のみであり、それぞれの民族は、そこに属する人々が哲学することにひいでていればいるほど、それだけ開花し洗練されていること、したがってまた、真の哲学者をかかえていることが一国の手に入れうる最大の幸福であること、これらのことを信ずべきであるということ。なおまた、一私人の場合をいえば、この研究にたずさわっている人々と交わるだけでも有益であるが、みずからのこの研究にたずさわることは、それとは比較にならぬほどすばらしいことであること。あたかも、自分の目を用いて歩みを進め、わが目で色や光の美しさを楽しむほうが、目を閉じて他人の導きに従うよりは、疑いもなく、ずっとまさっているようなものです。もっとも他人の導きに従うのも、目を閉じたまま自分一人で歩こうとするより、まだしもましではありますが。
 ところで、哲学することなして生きてゆこうとするのは、まさしく、目を閉じて決して開こうとしないのと同じことです。しかも、われわれの肉眼にうつしだされるすべての事物を見る喜びは、哲学によって見いだされる事物の認識が与えてくれる満足とは、比較にならず小さなものです。そして最後に、この研究は、われわれの行動を律してこの世の生においてわれらを導くために、われわれの目の使用がわれわれの歩みを進めるために必要であるよりも、はるかに必要なものなのです。
 理性をもたぬ動物は、自分の身体さえ保存すればよいわけですから、たえず身体の養いとなるものをさがすことをかかりきっています。しかし人間は、精神を主要な部分とするのですから、精神の真の糧である知恵を求めることを主たる関心事とすべきでありましょう。そして、実際、もしもこの仕事において成功をおさめる見通しがつき、自分にもどれほど多くのことがやれるかがわかりさえするなら、少なからぬ人々がそれに取り組んでくれるにちがいない、と私は確信しております。どんなに卑しい心でも、まったく感覚の対象のとりこになっているわけではなくて、ときにはそれから離れ、ほかのもっと大きな善を望むものなのです(たとえこの大きな善が何に存するかを知らない場合が多いにしても)。たいそう運にめぐまれて、健康や名誉や富を十分すぎるほどもっている人々も、そういう欲求をおぼえずにいられない点では、他の人々とちがいがありません。むしろ反対に、そのような人々こそ、現に所有しているすべての善とは別個の、もっと高い善を、極めて熱烈に渇望するものだ、と私は信じます。ところでこの最高の善というのは、信仰の光の助力なしに自然的な理性によって考察するかぎり、第一原因による真理の認識、すなわち知恵にほかならず、これの探求が哲学なのであります。 ※4

出典:デカルト「哲学の原理」
   中央公論社「世界の名著 第22巻 デカルト」
   昭和44年8月15日初版印刷 昭和44年8月25日初版発行 ※5


※1 哲学的名文の文字数は、原則として4000字以内とします。
※2 「哲学読本大全」は、第一巻から第百巻までとし、それぞれの巻については、「哲学の巻」、「道徳の巻」、「智慧の巻」、「愛の巻」、「勇気の巻」と言う風に、それぞれの巻の哲学テーマを副題として記す事とします。
※3 それぞれの巻の章は、第一章から第百章までとし、それぞれの章に、それぞれの哲学者名とその哲学的名文の標題を記す事とします。なお、それぞれの哲学的名文の標題は、編集者が付す事に成ります。
※4 それぞれの章に、一人の哲学者の一つの哲学的名文を掲載する事としますが、「論語」の様に短い文章の集まって出来た文章については、数個の哲学的名文を掲載する事も可とします。
※5 出典については、哲学者名、哲学書名、出版社名、出版図書名、印刷年月日、発行年月日等を記載する事とします。